江戸歴史地理巡検Vol.2
−本郷、千住、浦安編−<2>
2005.2.3 引率・御指導:岡島先生
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<谷中>
東大を弥生門から出て、谷中方面へ行きました。
1.寺院の密集と路地・・・江戸城の鬼門にあたるので、家康が江戸入附直後に寛永寺を建立し、その子院もこの周辺に作られて、現在のような寺院の密集地帯になったそうです。細い路地が入り組んでいるのは、震災、戦争の被害が少なく、大規模な土地改変も行われなかったからだとか・・・。
2.谷中霊園・・・寛永寺と天王寺の墓地で、現在は都立霊園になっています。徳川家の墓地をはじめ、各界著名人のお墓が並びます。霊園の中央には、天王寺五重塔跡があります(塔は火事で消失)。
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<旧千住宿>
日暮里から京成線で千住大橋駅へ。旧日光街道の旧千住宿を歩きました。
1.旧千住宿・・・旧日光街道の最初の宿場町として栄え、「やっちゃ場」と呼ばれた青物市場が集まっていました。また、江戸時代後期ごろに作られた民家や蔵が保存されています。
2.荒川放水路・・・荒川は、明治43年(1910年)の洪水を機に拡張工事が行われ、その部分を荒川放水路と呼ぶようになりました。現在の隅田川が旧荒川にあたります。
※余談
この隅田川の河口には、石川島、佃島、月島があり、前回の巡検に話しが繋がるわけです。
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京成電鉄・千住大橋駅 |

やっちゃ場の通り |

歴史プチテラス(やっちゃ場跡) |

旧千住宿 |

旧千住宿の町並み |

荒川放水路 |
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