:::戸田ゼミ紹介:::
 

 文学部考古・日本史専攻の中で考古学を専攻とする先生のゼミは二つあり、その一つが戸田先生のゼミです。ゼミの詳しい内容としましては、週ごとに発表する人が決められおり、その人は自分の興味・関心のある時代・分野のことを自分なりに調査し、原稿の作成を行ってみんなの前で発表をします。そして先生からの講評をいただいて、それをもとに今後の方針を決めていきます。

 現在僕自身は、考古学研究室の実習を通して寺院に興味を持ち、地元である長野県の信濃国分寺の造営や中央との関わりをみていき、その特異性がなぜ引き起こされたのかを調べています。国分寺は、天平13年(741)、国内外の情勢の悪化(藤原広嗣の反乱・天然痘の流行・年国不農・新羅との情勢悪化)を鎮めるため、時の天皇であった聖武天皇が国家安寧・国家鎮護・五穀豊穣を祈らせるために全国に国分寺・国分尼寺を建立するようにとの詔を出したのがその始まりだといわれています。しかし、実際にはこの詔が出された後もなかなか国分寺の造営はうまく行かず、中央から何度も催促状が出されていた事実もあります。また、現在総国分寺と称されている奈良の東大寺も、史実(正史)の点から見ればそのような事実はなく、鎌倉期における史料に端を発することなど、今まで当たり前のように思っていたことが違う認識であり、ゼミを通して新たに気づくことがたくさんあります。

 戸田先生のゼミでは、ゼミの授業以外でも学生が集まり先生と飲み会をして、学生と先生、学生と学生の親睦を深めて進めていけるゼミとなっています。

3年ゼミシラバス // 4年ゼミシラバス

3年 柴田洋孝

 

 

:::戸田ゼミとは:::

 

 

 戸田ゼミは最近できた新しいゼミです。このゼミでは、楽しくにぎやかに授業が行われています。演習なので教わるという形ではなく、自分の研究テーマに関する発表を行い、それについて先生が講評をしてその後に学生同士での質疑応答が行われます。

 週に一度のゼミですが、少人数なので先生と話す時間が多く取ることができて、非常に有意義なものです。 また、先生が調査に行かれた韓国で撮影したビデオや資料の紹介もあり、日本国内のみならず韓国の考古学についても学ぶことができます。

 先生がお酒が好きということもあり、飲み会を行う機会も多く、先生と学生同士が仲良くてにぎやかなゼミがこの戸田ゼミです。

4年 中島大輔