卒業・戸田ゼミを振り返る
国士舘大学へは、考古学を学びたいと考え、1年生から発掘調査に参加できることから選択した。大学に入学してからは考古学研究室での活動がほとんどで、年間50日に及ぶ実習生活での発掘調査や整理作業がその中心であった。国指定史跡への調査にも参加することができ、とても貴重な経験となった。
3年生になると演習が始まり、卒業論文のテーマのもと指導教官を選択することになった。私は戸田有二先生のゼミに入った。以後、戸田先生からは多くのご指導を賜った。時には居酒屋に場所を変え、楽しい雰囲気で演習に取り組むことができた。
演習以外にも、戸田先生とは勉強会を立ち上げ、少人数ながら様々な学年からの有志で瓦について学ぶことができた。自分の専攻する分野以外にも、様々な発表があり非常に有意義であった。また、戸田先生には奈良文化財研究所で行われている古代瓦研究会にも連れて行って頂き、最新の研究成果に直に触れることができた。(写真は古代瓦研究会での情報交換会一コマ)
卒業論文は、自分としては満足できるものでなかったため、大学院へ進学して、引き続き研究を行った。修士論文の作成にあたっては、対象となる遺跡の瓦の調査や発掘調査にも参加させて頂き、多くの方々にお世話になりどうにか完成に至った。
修士論文の作成と並行して行っていた就職活動でも、一般企業に就職することができました。今後も、大学で学んだことを活かし、努力していきたいと考えている。
古代瓦研究会での情報交換会一コマ
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