<自己紹介>
  1946年、敗戦の混乱の中、疎開先の多摩郡秋留町(現あきるの市)に生まれる。誕生前に浅草に移る。その後、浅草で生活を送るが、下町の「粋」の世界とはついに無縁のまま終わる。ビートルズエイジ・団塊・大学闘争世代などのよばれる世代に属する。早稲田大学第二文学部在学中は、大学闘争のため、一年を通じて授業を受けた経験なし。
 演習の報告も、あいうえお順のほに回る前にストとなるため、報告の経験もなし。教員になるには、もう少し勉強しようと同大学大学院に進学。

 


諸先輩に院生は過渡期の研究者だとおだてられ、それを信じて研究者の道に入ったが、なかなか定職につくことはできず。40歳の時、国士舘大学教養部に職をえた。教養部の解体に伴い文学部へ移り現在に至る。

<担当授業>
  総合教育の日本史、考古・日本史学専攻の日本史概説A、史料学実習T・U、近世史料を読む、日本史学演習T・U

<研究テーマ・学会活動>
  近世史。百姓一揆と義民を主として研究している。特別なフィールドをもたず、全国を対象とする。所属学会は、歴史学研究会、日本史研究会、歴史科学協議会などに属すが、積極的に参加しているのは民衆思想研究会、アジア民衆史研究会。また全国の義民顕彰団体と個人会員からなる全国義民顕彰協議会の事務局長。

<最近の研究業績>
『百姓一揆研究文献総目録』三一書房、1997 『百姓一揆とその作法』吉川弘文館、2002
本年10月に編著『百姓一揆事典』民衆社、著書『近世義民年表』吉川弘文館を刊行予定。百姓一揆と義民の基礎的データを公開することにつとめている。